小さい頃からまったく読書をしてこなくて、おまけに知識も教養もなくて読書嫌いだった僕が、とある速読法であっという間に1日24冊の本を読めるようになった話。

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9000冊の本を暗記する男。サヴァン症候群は習得できるのか?

サヴァン症候群 絵

こんにちは、篠原錬です。

 

日頃から『読書術』を発信している僕にとって、
サヴァン症候群を初めて知ったときの衝撃は大きかったです。

 

一応、速読の分野においては
サヴァン症候群に近い能力を習得できましたが、
今回はぜひサヴァンについて知ってもらいたいと思います。

 

サヴァン症候群とは?

 

サヴァン症候群とは、
『イディオ・サヴァン(白痴の天才)』
という言葉から来ています。

 

この症状が発見されたのは1887年、
日本が明治時代で国際化に向かおうとしている時代のことです。
発見者は、イギリスの眼科医である
J・ラングドン・ダウン博士です。

 

ダウン博士は眼科医です。

 

眼は脳に非常に近い器官で、
目と脳が繋がっていると考えると
速読に繋がる示唆が得られますね。

 

 

また、彼は『ダウン症』を命名した博士でもあります。

 

サヴァン症候群はもともと、
『イディオ・サヴァン(白痴の天才)』
と呼ばれていて、idiot(白痴)という言葉が差別的なものだとして、
サヴァン症候群と呼ばれるようになりました。

 

 

つまり、サヴァン症候群はある意味で
『病的な』
能力であるということを覚えて欲しいのです。

 

サヴァン症候群の症状とは?

 

また、サヴァン症候群は『記憶』に関する
能力だけではなくて、
あらゆる分野で能力の開花が見られます。

 

その天才的な能力は記憶だけに留まらず、
音楽的なものや絵画に表れたりします。

 

人間として未熟すぎる時期からピアノを弾けたり、
幻想的な絵を書けたり、
本を何千冊も暗記できたりします。

 

彼らは特別優れた才能があるように見えて、
一方で脳に一般人とは違う何らかの障害を患っています。
はっきりとわかっているのは、
自閉症患者の10人に1人、
もしくは知的障害者の2000人に1人が
サヴァン症候群を発症しています。

 

サヴァン症候群患者の半数が自閉症です。

 

彼らの超人的な能力を見ると、
『この能力が欲しい』
と思いますが、一方で何らかの障害を抱えているのです。

 

もしかしたら、彼らが見ている世界と
僕らが見ている世界は別のものなのかもしれません。
(こういうと差別的な表現になってしまいますが)

 

サヴァン症候群の驚異的な能力

 

サヴァン症候群に代表される人が
キム・ピークです。

 

主にその能力は『記憶力』という部分で開花し、
なんと小さい頃から読み続けた方法は9000冊にも及ぶそうです。

 

しかも、それらの本の内容を全て覚えていて、
すべて逆から読めるそうな。

 

 

それだけ多くのデータがあれば、
どんな質問にでも答えられそうですね。

 

何冊もの本の内容を一字一句間違えずに答えられる・・・
そんな素晴らしい能力を習得してみたいですね。

 

また、別の人物で、サヴァン症候群の例を紹介します。

 

トム・ウィギンス:耳コピの天才

 

昔の人物になりますが、彼は盲目に生まれ、
『聴覚』
が異常に発達していたそうです。

 

逸話によると、4歳のときに
父親が弾いたモーツァルトの曲を
完璧に再現して弾いてみせたそうです。

 

モーツァルトは天才として名高く、
5歳のときに作曲を行っていて、
1度に2つの曲を聴いて再現できるような鬼才です。

 

そんなモーツァルトと同じようなことを、
トム・ウィギンスは4歳の頃にやっています。

 

 

また、楽器の演奏だけでなく、
あらゆる動物の鳴き声を完璧に再現できたり

 

後ろ向きでピアノを弾いたり、
右手と左手で別の曲を弾き、
歌うことができたそうです。

 

絶対音感に近い能力ですね。

 

彼の耳は非常に繊細に周りの音を聴き分けているのだと思います。

 

トミー・マクヒュー:後天的なサヴァン

 

そして非常に稀なケースですが、
事故に遭ってサヴァンの能力が開花した人間がいます。

 

トミー・マクヒューは重度の麻薬中毒で、
51歳のときに脳出血で倒れています。

 

その後何時間にも及ぶ危険な手術を受け、生還しました。

 

 

しかし、その後『サヴァンの能力』が完全に開花。

 

ひたすら詩を書き続けるという異常な行動をするようになりました。

 

“書いても書いても止まらない。ドラッグみたいだ”
と彼は表現していて、彼の詩には
揺らぐ気持ちが映し出されているそうです。

 

また、詩にぶつけていた衝動は別の部分にも転嫁し、
その後マクヒューは睡眠以外のすべての時間を
『絵描き』に費やすようになり
1日19時間も絵を描き続けるという奇行を続けています。

 

壁・床・天井など、ありとあらゆるところに絵を描き続け、
そのときの心情を”永遠に続く、果てしない回廊”と表現しています。

 

サヴァン症候群の能力について考察

 

サヴァン症候群に関する本を読んできて思ったことがあります。

 

このような超人的な能力は
先天的に持って生まれたものではなく、
生まれた後に開花されるものではないのかな、と。

 

開花という表現を使ったのは、
もともとどの人間にも能力の種が入っていると思ったからです。
なぜなら、トミー・マクヒューのように、
後天的にサヴァン症候群を患った人がいるからで、
もともと人間が持っている能力が開花したという
表現が正しいのではないかと思いました。

 

 

逆に言うと、私達人間は
脳の秘められた可能性に気付いておらず、
常にブレーキがかかっている状態にいます。

 

でも、それが正常な状態であって、
なぜなら、すべての人間がブレーキを解除してしまったら
マクヒューのように『枠に収まる』ことができなくなるからです。

 

 

正常な人間は、枠に収まることができているから正常なのであり、
『人ならざる者』、すなわち『サヴァン』は、
人間の本来の力を手に入れた人達だと思うのです。

 

そういった意味で、彼らは人間の生活をしながら
能力を取り戻しただけなのかもしれないし、
彼らのほうがより人間の本来の姿に近いのかもしれません。

 

僕ら人間は自然界から離れたせいで、
普通の動物が持っているシックス・センス的な能力を失ってきました。

 

あらゆる便利な道具に囲まれたことによって
本来の能力を削がれていると考えれば、
納得のいく話ではないでしょうか。

 

サヴァン症候群になる原因とは?

 

さて、もう少し突き詰めた話をしていきましょう。

 

上記までの話を聞いて、
『サヴァン症候群になりたいなー』
と思った人がいるかと思いますが、僕も強くそう思います。

 

できることなら、ハードディスクのように情報を
記憶できるような能力を手に入れたいし、
一度聴いただけで曲を模倣できるようになりたい。

 

サヴァンになってしまえば、
米津玄師のように才能を発揮して
一人で超有名なアーティストになれるかもしれない。
でも、サヴァン症候群になる原因はわかっていないのが現状です。

 

そもそも、症状が発見されたのが1880年の話で、
ここまで科学が発達したいまの時代においても、
脳の研究自体の歴史は浅いです。

 

前提として、サヴァン症候群は発達障害の人がほとんどなので
その点が解明を難しくしている原因かもしれません。

 

 

また、さきほどトム・ピークという人物を紹介しましたが、
彼は記憶を司る小脳に障害があり、
“脳染”
という部分に欠陥が見つかっています。

 

自然界、とりわけ人間は
『必要な情報』
だけを記憶していればいいため、
脳には情報をとりわけるフィルターのようなものがあります。

 

 

この情報は必要、この情報は不必要・・・

 

というように、フィルターをかけて、
余計な情報を取らないようにしているのです。

 

そうじゃないと、カフェで隣に座っている人の
どうでもいい話まで記憶してしまうので
普通に生きているだけでしんどいのです。

 

 

しかし、トム・ピークはこのフィルターがうまく作動しないため、
どんな情報でも瞬時に記憶できています。
人間は『覚える』ことより『忘れる』ことのほうが苦手です。

 

トラウマや嫌なこともすべて覚えてしまうと考えると、
あまり享受したくない能力であるとも言えますね。

 

考察:サヴァン症候群は習得できるのか?

 

おそらく、サヴァン症候群について調べる人が一番知りたいのは
サヴァン症候群は習得できるのか?
という部分だと思います。

 

この能力を手に入れることができたら、
学問的にも芸術的にも大きく活躍することができますしね。

 

僕も欲しい能力です。

 

 

しかし、原因がわかっていない以上、
安全にサヴァン症候群の能力を開花することは難しいと言えるでしょう。

 

 

わかっていることと言えば、
『脳に強い衝撃を与える』
ことで能力が開花するということです。

 

ジェイソン・バジェットというサヴァンの人は、
31歳のときに強盗に襲われ、頭部を強打しています。

 

彼は重度の脳震盪から生還したあと、
フラクタル図形と呼ばれる図形が見えるようになったそうです。

 

このように、死の淵から生き返った人が
超人的な能力を開花することがよくあります。

 

シドニー大学のアラン・スナイダー氏は
『サヴァン症候群のような特異な才能は、あらゆる人間が潜在的に持っている能力であり、脳に一定の電気ショックを与えることでその潜在能力を解き放つことができる』
と言っています。

 

 

金色のガッシュベルという少年漫画で、
中学生の男の子が死の淵から生き返り
『アンサー・トーカー』
という能力が開花しましたが、
その話もサヴァンがモデルになっているんだとか。

 

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いずれにせよ、何かしらの代償を払わなければ
習得するのが難しい能力であると言えます。

 

サヴァン症候群に似たような能力を習得することは可能?

 

例えばAIの研究が進んでいるのも、
サヴァン症候群を再現するというのが目標です。

 

もう、脳内に電極を刺して電気を流せば、
記憶力を極限まで高めることが可能だそうです。

 

しかし実際、全人類がサヴァンの能力を習得することは不可能で、
サヴァンは『あるひとつの分野で特化する』ことしかできないのです。

 

天才的な脳を手に入れても、
会話に障害が入ってしまったり、
記憶力と表現力を同時に得ることは難しかったり・・・。

 

だから、ここから僕の意見ですが、
サヴァン症候群の能力を習得するという考え方ではなく
『サヴァン症候群の能力を”借りる”』
というアプローチをしてみるとどうでしょう。

 

常にサヴァンである必要はなく、
必要に応じてブレーキをはずし、超人的な能力を借りるのです。

 

 

これは俗に言う
『火事場の馬鹿力』
と呼ばれているもので

 

・ヨボヨボのおばあちゃんが冷蔵庫を持ち上げる
・死ぬ瞬間に走馬灯が流れる
・猛獣に襲われたときにあり得ない速度で走った

 

など、世界中で色んな事例が報告されています。

 

もし、この火事場の馬鹿力を自分に都合よく引っ張ることができたら、
都合が良いと思いませんか?

 

 

僕は読書法について色々なものを紹介してきましたが、
読書においては『サヴァン』にも匹敵する能力を持っています。

 

と、いってもやってることは地味なのですが、
周りから見たらペラペラと本をめくるだけで
本を読んでいるように見えるみたいです。

 

 

さすがに一字一句間違えずに覚えるのはできませんし、
キムピークみたいに逆から読むなんてできません。

 

でも、内容を理解することはできますし、
自分の言葉で再現することもできます。

 

 

それは、この手のニュースを見て
「能力を借りよう」
という発想になったからです。

 

 

その結果、速読を学ぶようになり
訓練を続けていき速読のスキルを習得しました。

 

天才級にスキルを磨くことが幸せかどうかは置いておいて、
少なくとも凡人だった頃の自分よりは
大きく成長できたと思っています。

 

 

 

というわけで、サヴァンに関する情報をまとめました。

 

こちらの記事にも書いたのですが、
魔法のような速読術は存在しません。

 

でも、限りなく天才に近く方法はあります。

 

ぜひ能力を借りるという発想を持って、
速読の習得に挑戦してみてくださいね。

 

 

P.R.5000人以上が学んだ速読術


僕は小さい頃から本を読んできませんでした。


 

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そんな僕が、速読法に出会って
読書をするようになってから、
あっさりと成功することができました。


 

いまは経営者として活動したり、
セミナーにゲストに呼ばれて講演をしたり、
教養人と一緒に仕事をしたりしています


 

その経験から、才能に恵まれなかったとしても
本を読んで知的好奇心のままに過ごせば
誰でも自分を変えられると信じています。


   

そして、読書家が少しでも増えれば、
一人一人の知識の総量は増え、
世界はもっと良くなると本気で思ってます。


 

その理念から、僕がどのように速読に取り組み、
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著者プロフィール

20140719-BatteryParkCityNY-LunchWithErinAndrew (56Edit) - コピー

名前:篠原錬

 

小さい頃から本を読んでこなかったせいか、

知識も教養もゼロに等しかった。

 

まとめサイトで手に入れた情報をひけらかすなど

『情弱』『教養のない男』

というレッテルを貼られ続ける。

 

なんとかしないといけないと思い

様々な速読法に手を出すも、

詐欺まがいのものに出会い何度も挫折。

 

そんな中、

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正しく実践し、努力を続けたところ

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