金持ちになるとは?! 『本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて』の書評レビュー

こんにちは、篠原です。
今日は『本物の大富豪が教える
金持ちになるためのすべて』という
"金持ちになる"ということが、
どういうことなのかを
知ることができる本を見つけたので
紹介したいと思います。
"金持ちになりたいなあ"なんて
だれもが思うと思います。
だからお金の稼ぎ方を知っている人が、
その方法について"こうすればなれる!"
ということを書いた本はたくさんあります。
でも、この本はそんなたくさんある
金持ちになるための本とは少し違います。
この本は、著者いわく「反自己啓発本」です。
というのもこの本では、
金持ちになるために
どんなことを覚悟し、
何を犠牲にしなければならないか、
金持ちになったら幸せか、を話したうえで
この本に書いてあることが
自分にふさわしくない、
必要ないと思うなら
金持ちになるのはやめるよう
と訴えているからです。
今金持ちになりたいと考えている人には
自分のその気持ちが確かなものか、
知ることができる一冊になると思います。
また単純に金持ち、それも大富豪クラスの人になる
とはどういうことかについて知りたい人にも
おすすめの本です。
Contents
『本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて』
を書いたフェリックス・デニスについて
『本物の大富豪が教える
金持ちになるためのすべて』を書いた
フェリックス・デニスは、
イギリスを代表する大富豪で、
メディア王、出版王とも呼ばれています。
1973年に時代を先取りした
コンピュータ雑誌の創刊とともに
デニス・パブリッシングを起業。
以降、様々な雑誌を創刊して成功し、
デニス・パブリッシングを
世界有数の出版社に成長させました。
貧しい家庭で育った人ですが、
豊かな商才によって一代で富を築き、
『サンデー・タイムズ』の「大富豪100人」に
選出されたこともあります。
この本を読んで、本当のお金持ちから
"金持ちになる"とはどういうことなのか
教えてもらいませんか。
金持ちになれるのか
金持ちになりたいと考えるとき、
だれもが考えることは
"自分も金持ちになれるのか"
ということだと思います。
この本では、次のように書かれています。
「僕にできたのだから、あなたにもできるはず」
もちろん、これを聞いただけで
信じる人はいないでしょう。
そして、何もせずに金持ちになれる
ということもありません。
金持ちになるためには、
いろいろな能力とか技術とか、
努力が必要なのは当たり前として、
この本で著者が言っていることは、
だれであっても、
これがなければ金持ちにはなれない、
言い換えれば
これさえあれば金持ちになれる、
ということです。
それは「どんな状況でも、
自分は金持ちになると信じて、
あきらめないこと」です。
著者が他の人よりも抜きんでていたのは
これだけだといいます。
そして、例として
イギリスでの金持ちになれる確率を示しながら、
確率は「怖じ気づくほど低いかもしれないが、
それを気にするのは、根性と気概が足りない人だ。」
「そんな確率ならやめておこうと思う人は、
望むと望まざるとにかかわらず
貧乏から抜け出せない」としています。
著者はこの本全体を通して、まず何よりも
「ほかのすべてをふり捨て
なにがなんでも金持ちになろうと腹をすえた人」
でなければ、金持ちになれないと言っています。
精神論より具体的な方法を、
と思う人もいるかもしれませんが、
どんな方法を実行するよりも、
この精神を持ち続けることが
もっとも難しいんだと思います。
この本は、具体的な金持ちになる方法を
示したものではありません。
ですが、金持ちになるための覚悟・精神を
自分に問うには最適の一冊です。
これを読んでなお、
「自分は金持ちになれる」と信じ抜ける人が
金持ちになることができる人です。
行動することの大切さ
「自分は金持ちになる」と信じたところで、
それからどうすればいいか。
まず「始める」ことです。
「始めただけで、仕事は半分終わっている。」
と著者は言います。
"金持ちになる"と聞くと、
何か特別な能力とか、アイデアを
生み出さなければならないかのように感じますが、
この本によれば、
「金持ちになりたいのであれば、
インスピレーションが湧くのをじっと待つのではなく、
とにかく手を動かすべきだ」というんです。
すごいアイデアも大事だけれど、
アイデアを形に移していく作業のほうが
1000倍も大事だといいます。
金持ちになるとイメージできていても、
やらない人もいます。
それは「やらない理由はいくらでもあるし、
どの理由ももっともだと思えてしまう」から。
でも「わかっている」ことと、
「やる」のとは違うので、
行動を起こさないとダメなんです。
行動することに対して、
"おそれ"を抱く人もいると思いますが、
その"おそれ"も著者は、
行動することで向き合えと言っています。
そうすれば、"おそれ"は
「いずれ、手なずけて乗りこなすことができる」からです。
とにかく、自分を信じたら、
一にも二にもまず行動を起こすことが大切なんです。
金持ちは幸せか
この本を読むなかで
もっとも面白くてためになったのが、
「金持ちは幸せじゃない」という著者の言葉です。
これは著者が
この本で一番大事としている部分でもあり、
著者自身も金持ちになる前に
知っておきたかった部分であるとしています。
ただの金持ちではない、大富豪となった著者は、
手にしたお金を使って
あらゆるものを手に入れることができ、
贅沢な生活を手にしました。
それだけでなく、友だちや世の中のために、
相当量のお金を人にあげてきたといいます。
それでも、「幸せじゃない」、
「本当の金持ちで幸せな人など、
いまだお目にかかったことがない」
ときっぱり言っています。
それはなぜか。
人間関係や時間…お金以外のすべてを捨てた人
だけが金持ちになりうるからです。
そして、「金儲けは麻薬」なので、
有り余るお金を得てもまだ、
お金を稼ぐことをやめられないからです。
だったらお金や、そのような仕事を
手放せばいいと思うかもしれませんが
必死で稼いだものだから、
その富をふり捨ててしまうことも
できないそうです。
お金についてこのようなことが
言われています。
「金は所有できない。しばらく手元に置けるだけだ。」
どんなにお金を稼いでも、
死んだら自分の手からは離れます。
「人生の勝ち組は、
死ぬときにものをたくさん持っている者ではない。
自分の限界を知り、足るを知る者こそが勝者なのだ。」
このことを著者は昔から
伝えたかったといいます。
そのうえで、読者に問いかけています。
「それでも金持ちになりたいか、
もう一度考えてみてほしい。」
『本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて』
書評まとめ
この本では、大富豪である著者が
金持ちになるために、
どのように対処してきたか、
あるいはどんな失敗してきたか、についても
いろいろなエピソードが語られています。
ですが、具体的な金持ちになる方法
というよりも、
金持ちになる人はどんな人か、
金持ちになるとはどういうことか、
について学ぶことができる本です。
これは「反自己啓発本」なので、
「すごい経営者とかすごい何ものかになるのが
いかに大変であるのかを語る本」
「金持ちになるのがいかに
大変であるのかを語る本」なんです。
実際に読んだ人からも、
マインドを学ぶことができた、
金持ちになることのデメリットについて
書かれているのが珍しいといった感想が多いです。
https://twitter.com/nordsynthsound/status/1114185256125337600
【本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて/フェリックス デニス】当然、金持ちになるための方法も書かれているが、金持ちになることのデメリットをここまでページを割いて説明した本はなかなか珍しい… → https://t.co/MaThYN8TGi #bookmeter
— たつぽんびっぱにゃ (@tatsuponbipanya) October 11, 2018
この本を最後まで読んで、
それでも"金持ちになること"が
自分の進む道かどうか、確かめてみてください。
"お金をたくさん持つこと"に対する考えも
きっと変わってくると思います。
金持ちになりたい人も、そうじゃない人にも、
1人の大富豪の人生から、
お金と人生について学ぶことができる一冊です。
P.R.5000人以上が学んだ速読術
僕は小さい頃から本を読んできませんでした。
そのせいでコンプレックスを抱えたり、
仕事ができなかったり、
コミュニケーションに難ががあったのです。
そんな僕が、速読法に出会って
読書をするようになってから、
あっさりと成功することができました。
いまは経営者として活動したり、
セミナーにゲストに呼ばれて講演をしたり、
教養人と一緒に仕事をしたりしています
その経験から、才能に恵まれなかったとしても
本を読んで知的好奇心のままに過ごせば
誰でも自分を変えられると信じています。
そして、読書家が少しでも増えれば、
一人一人の知識の総量は増え、
世界はもっと良くなると本気で思ってます。
その理念から、僕がどのように速読に取り組み、
ゼロからスキルを磨いていったのか、
その成功体験を一つの書籍にまとめてみました。
電子書籍は、これまで5000人以上が読んできました
この書籍に出会って成功した人も大勢います。
難しい言葉は極力使わずに、
20分程度でサクッと読める内容に仕上げています。
もし興味があれば読んでみてください。
メールアドレスを入力すれば、受け取れます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もしこの記事が役に立った!と思われたら、
SNS等でシェアしていただけるとすごく喜びます。
(すぐ下のボタンからシェアできます)
この記事へのコメントはありません。